桂米朝の論説 「九条の会おおさか」のホームページに桂米朝のコメントが掲載されている。 上げてみよう。
「桂米朝 (落語家・人間国宝) 空襲で、まだ5歳ぐらいの従兄が火だるまになって死にましてな。戦争いうもんがどんなに辛い切ないもんかいうことを、やはり体験した者が語らなあかんでしょうなあ。ホンマに憲法九条は大事にせなあきませんわ。」
前半部にまでは体験談であり、別に可笑しい点はないとは思うが何故に此処から「ホンマに憲法九条は大事にせなあきませんわ。」に続くのが不審である。落語のサゲとしては何に當るだろう。 「見立て落ち」 「間抜け落ち 」「ぶっつけ落ち」……。 どれも余りあてはまらない。強いて言えば「ナンセンス落ち」とでも言うべきか(この落ちは笑えません!)。
ともかく日本弱体化の為に占領期に国際法を違反して米国が日本に押しつけた歪んだ憲法を未だ是正、無効化できない為に日本はタマナシ男妾となり、世界の侮蔑を受け、その果てに祖先の方々が命懸けで護ってこられた日本の領土の多くをチンピラ国に脅し取られ、国民の多く、か弱い婦女子までもが誘拐拉致され、人生を狂わされ、進行形で未だ極限の苦悩を味わっていると言う紛れもない事実が存在する事を認識しなければならない。自己が体験した事でなければ認識できないと言うのでは人の心がないと言うのと同じ事である……。 落語界の利権も大事かとは思うが、その為に今の日本国が大変な事となっており、そして苦しめられている同胞が多数いる事に少しは思いを致していただきたいと願う。
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