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マンガで読む昭和史「南京大虐殺」の真実

畠奈津子女史の憂国漫画。南京大虐殺問題と夫れに付随する「百人斬り競争問題」そして「チベット弾圧問題」をそれぞれ描いた三作が一冊になった漫画本である。
中々の表現力であり、絵が生きている。何よりもストーリーが中々面白い。つまり話は「南京大虐殺」問題を題材にし、その虚構性を暴いてゆくと言うのが基本ストーリーであるが、その導入部と解明過程は中々洒脱に興味深く描かれており、その表現力には脱帽させられたのである。
思うに水島社長の「南京の真実」の表現がやや大人を対象にして分かり難く、とっつき難いと言う批判があり、我もそれは確かにあるかとも思われる。しかし我や水島社長の年齢では余り軽い造りも中々出来にくいのである。ある程度の歳になると中々に崩せないカタサ、依怙地がどうしても心のどこかに形成されていまう……。
しかしながら余り自己の拘りばかりに拘っておれば道を過つ危険もる。
「区々たる一身を潔ようせんとて大倫を乱るは人の道ではない。……」(中島敦『弟子』より)
だから畠奈津子女史原作、水島総監督で「南京の真実」番外編を造れば結構一般に受ける気がするのだけれども……。

少し能天気な事を述べたが、本項は畠女史の作品を全面讃美する解説ではなく、実は問題点を指摘する論述でなのである。だから畠女史の原作で映画を制作する場合は、その儘では絶対に不可であり、問題点を修正してもっとちゃんとしたものを制作して頂きたいと思っているのである。
即ち、同書は本当に中々よい作品であるとは思うが、幾つかの部分にはクレームがある。
第一は「百人斬り競争問題」の部分においては、既にどこかで指摘した様に日本刀に対する誤った認識を図説している。これは非常に拙く、修正して頂きたい。
因みにこの「百人斬り競争問題」も単純に割り切れないかなり微妙な問題が残っていると思う。
我は正直な所、野田、向井氏御二方の百人斬り競争などは恐らく虚構だろうとは思っている。ただこれも確言は出来ず、全く御二人が捕虜斬首などを成したことがないかどうかは分からない(解説14)。御二方の持つ刀はそれぞれ古刀の系であり、そうであるならば、それぞれかなりの切断力を持ち、そしてかなりの実戦の酷使に耐えられるだけの頑丈さを保有していると思う。だから武器自体は十二分に百人斬りを成す能力は備えていると考えるべきである。ただそれを支える腕があったかどうかと言う点において、古流剣術的な立場からは彼らのプロフィールを監査して、かなり不可能性が高いと考える者である。
とはいいながら、ある程度は御二方も日本刀の威力を駆使して実際の戦闘や捕虜処刑を成した可能性は全くないとはいないのではないかと思う。
しかしながら実の所、問題点はそこにあるのではなく、実際的に両方をかなり成していたとしても全く問題ではなく、これは当たり前の事である事を認識しなければ成らない。
つまり戦闘で敵を倒すのは当たり前の戦闘行為であり、銃で撃とうが、刀で斬殺しようが、これは国際法としても全く問題のない行為であり、寧ろ英雄的働きだろう。
日本刀による捕虜の斬首処刑も日本軍はある程度行っていたと思われる。つまり捕虜処刑、もくしは捕虜としてとることの出来ない便衣兵の処刑に斬首を用いる事は慣例的にそれほど問題になるとは考えにくく、またこれは現在の国際法解釈でも議論の分かれる所だろう。「可」「不可」の両方の論があり、真実を提出しつつ討議を深めれば良い思う。
だが少なくとも日本軍は一般市民の虐殺を成したわけではなく、その意味で「南京大虐殺」は全くの虚構であると言う結論はその通りであろうかと思う。
ただ斬首は日本でも、また世界的に見ても罪人処刑の比較的スタンダードの方式であり、日本には実際にかくした古い伝統が存在した事は事実である。

日本人は歴史的にみて一応「首狩り族」であった事は事実として認めなければ成らない。ただたとい「首狩り族」ではあっても「食人族」では決してなく、それほど残虐処刑を成してきた国ではない事をこそ主張しなければ成らない。幼い女の子の足を縛って纏足にしたり、手足を切断して人間を玩具にする様なそんなおぞましい伝統は日本にはない。
斬首と言う速やかな処刑法はあったが、眼球をくり抜いたり顔の皮を剥いだり、捕虜に対する無茶苦茶な残虐行為をやってきたのは中華軍の方であり、そしてどうも今でも現在進行形で行っているらしい!
ともあれ日本側も認める部分は正直に認め、濡れ衣は速やかに乾かす事に努めるべきである。

実際の所、畠本の最も問題なのは、捕虜処刑、そして便衣兵の処刑を認めていない事で、これは多分事実に反すると我は考える。
これは「南京事件問題」の真実解析の中では極めて重要な点であり、杜撰な著述は許されない。もし本書を原作に映像化される事があったとしたらこの点はちゃんと修正して成すべきである。そうしないと折角の労作、そして畠女史のストーリーテラーとして中々の才能に泥を塗る事になりかねない。この点は大いに注意して頂きたいと思う。

●追記
畠女史は「郷守人」と言う憂国保守漫画新聞を発行しており、中々興味深くも面白く、そして為になる新聞なので保守系人脈の方はアサヒル新聞は止めて畠女史の発行新聞を取られるがよいと思う所である。
新聞申し込みは下記から。

●「郷守人」

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