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似非保守論説の歪みを糾す チャンネル桜の問題番組を考える
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ポイント解説
護国日記23/5/15
論説21/8/8
保守派論説の歪みを考える21/8/25
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救世済民日本憂国慨世の会
 
 
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 『日本の武道』 

『ゴーマニズム宣言』

言うまでもなく哲学思想漫画の始祖、小林よしのり氏の一連の代表作品である。
そんな思想的漫画が出ているらしい事は分かっていたが、絶えて読む(見る)事はなかった。そもそも我も今は基本的に漫画等は流石に見ないが、ただ昔、某武道雑誌で一度だけ武士道劇画の最高峰と言える平田弘史の魔像時代の論評を書いた事がある(解説11)。
それはともかく21年の正月に何日か神戸にホテルも利用しつつ滞在したが、その間に宿泊施設に備えてあった『戦争論』をみたのが保守系漫画家、小林よしのり作品に出会った最初である。かつて単なる漫画家時代、「東大一直線」をマンガ雑誌で、「お坊っちゃま君」をテレビアニメでみたことがあり、正にそれ以来、何十年ぶりかの驚きの出逢いであった。我は神戸出身であり、幼少の頃より地元の哲学者、宗教者である谷口雅春の實相哲学や超絶的なる天皇論、また林房雄の『大東亜戦争肯定論』を含めた保守系文献を読み込んで育った人間であり、別に新しい事は何もないが、今の時期にこれだけの事を、そしてそれを驚くべき情念で描いた漫画家が出現した事に驚かされたのである。しかも同書は十年近く前に発行されていたと言う。近年何となくネット右翼的な存在を電子の中で感じるが、小林本の影響などもあるのかもしれない。
続けてかなり出ている母体となった『ゴーマニズム宣言』を大体見てみたが、中々よい。
表現力は対したものであり、確かに希有な才能の持ち主である。
ただやはり一点クレームをつけるとやはり武術的文化の認識の薄さがかなりある。

日本の武道は外国軍、特に米国軍が最も恐れたものであり、よってこそ占領下において彼らは本格的な古式武道を徹底的に根絶しようとした。しかし本当に強引に根絶やしにせんとするとどうしても反動と反発が起こるに違いない。そこで窮余の一策としてダミー武道を設え、それを代わりに与える事で本格的な古伝武術を埋没させてしまう事を考え、それを本当に徹底的に実行した。実際今日の日本武道界をみるとこの方法論は殆ど完璧に成功した事が分かる。
昭和27年頃になってやっと武道が解禁になったと言うが、それは無条件解禁では決してなく、総てGHQ式に改造しての話しであり、現代行われているものはその殆どが残念ながら「日本武道」ではない。GHQが恣意的に改造した「米国が監査入りして改造したダミー武道」ばかりであり、武術としては完全に劣化した実の用には殆ど立たない存在である事を知らねば成らない(解説12)。
そして以後の一般の多くの国民には日本には本来は現代武道とはその内容を全く異とする、古流武術と言う脅威の文化がが存在する事をかなり徹底的に隠蔽した……(解説13)。現代の日本人のインテリにその認識を持つ者が実際殆ど存在せず、正にGHQの方策は殆ど完璧に成功したわけである。
しかもその方策の一つとしてダミー武道を設えた為に、「武道を知らない」と言う事も知らないと言うかなり異常な状態が出来てしまったと言えるかも知れない。

ともかく小林氏も残念ながらその例に漏れず、武術に対する認識は酷く、知らないと言う事も知らず、多くの部分でトンチンカンにして明らかに誤った考証をなしている。
敢えて此処の誤りの解説はこの場では避ける(他のサイトで何度か、ある程度書いてきたと言う経緯もあるが)。余りにも当たり前の事は敢えて書かないのが作法だろう。
本当に困った事だが、小林氏は本来は大変な才能の持ち主であるとは思うので、この点何とか勉強しなおして、修正して頂きたいと切に願うのである。

 

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