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●問題点7「合気道とは」 合気道は植芝盛平師範(1883〜1969)によって創始された新興創作武道。関西系柳生心眼流、天神真楊流、神陰流、大東流等に触れたとも言われるが、本人自身は「昔の武道は余り学んでいない。それぞれ数ヶ月修行したのみ」と言う様な意味の事を述べている。 実際内容は日本の伝統的古式柔術のあり方とは大きく異なり、形稽古法が基本的になく(近いものを公案して施行する系統もある)、古流柔術で見られる乱取り、組討、寝業等の稽古法も基本的に存在しない(最近では近いものを工夫して施行する系統もある)。 技法伝は「大東流」の技術を基盤にしているとも言われるが、古流柔術全般的な立場から監査すると殆ど手業主体の体系となっており足掛け技、腰投げ技等は僅少である。締め技も基本的には存在しない。 基本理念は専守防衛であり、敵を逆手や當身、投げ技等を通じて殺傷する技術よりも、敵を無傷で抑える技法伝が中心となっており、この点は古伝柔術とある程度通脈する。
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